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New Album
2006年1月18日発売
『リボン』
[初回盤]
価格:3,150円(税込)
SNCC-86913
(CD+DVD/2枚組)
[通常盤]
価格:2,800円(税込)
SNCC-86914
ただ歩く、ひたすら歩くその訳。
ドラム教室が終わって帰ってきたら、不動産屋に出す書類を封筒にまとめると、夕方近くになるというのに歩きたくて仕方なかった。
今日は薄手のコートで十分な陽気だったから、尚更だ。
16時を回って郵便局の窓口で出してからは、行く先も決めずに携帯につなげたイヤホンで音楽を聴きながら、ひたすら歩き始めた。
今の家も、不動産屋に出した契約更新の書類で来年は3年目に入る。
それなのに、歩き始めた家の周りには知らない場所が多過ぎる。
古い街道沿いに住宅にまぎれてちらほらある果物屋や立ち飲み屋、神社や小さなラーメン屋。
決してにぎやかな街ではないけれど、それぞれに何でもない飾らない日常があって、僕はそれを知ることもなく2年過ごしてきた。真っ暗な家でグチりながら、酔っ払いながらいたけれど、そんな時も変わらず、みんなそれぞれ生活しているのだ。
歩きながら、郵便局の「50万円ごとに預金の方にはラップ一本!」とか書いてある広告とか、開いてんだかどうなのか分からないラーメン屋が急に現れたりとか、結構ツッコミどころ満載だった。
同じ音楽を聴きまくって、ひたすら歩いて気が付けば2時間半くらい。
自宅から半径2kmくらいを一周してきた。意外にいけるもんだ。
今日は歩きながら、なんだか空気のにおいがいつもより感じられるような、いいにおいではないけれど、懐かしいにおいがするような気がした。こんなの味わったの、関東に越す前に味わって以来だったかもな。
スーパーに寄って、家に帰る時に、ふと気が付いた。
「なんだか取り立てて心配するものが今はない分、こんな頭からっぽにしてひたすら歩くこともできるのではないか」って。
心配していた人事も、仕事の進度も、またその〆切も、今は心配することはないのだ。何だか久しぶりだ、こんな感覚。
それが、ただ歩くだけでも卑屈にならないし、どんどん前に進んで行ける。
今まで自分で気付かなかったけれど、何がしかを裏で心配し続けて、不安になり過ぎていたようだ。それを打ち払うように、ひたすらテンションを上げてきたり…。心休める暇は意外となかったような気がするなぁ。
「お疲れさん」
by
kimu_nori
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2008-03-09 00:00
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西日本から関東に引越した筆者の驚きと戸惑い、哀と青春のおのぼりさん日記。
by kimu_nori
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